通信制で社会復帰するきっかけになりました

通信制高校・大学に通って社会復帰までの道のり 

通信制との運命的出会い

「学校に行きたくない」

 

 僕は、親にそう言って学校を休もうとした。しかし、親は、強制的に車へと連れ込み、登校させられた。まあ、流れから分かるだろう。僕は、校門に入らず、近くの神社で時間を潰してから、家に帰った。こんなことをしていると、すぐに高校側から、「欠席でしたよ」っと電話が入っていたらしく激しく怒鳴られました。行きたくない場所に無理に行って身体壊しても誰も助けてくれないだろ? だったら、僕は、行かないことを選択するよっと固く意志を決めた。あのままあの高校へと通っていたら、多分、色々やらかしてしまっていたと思います。



僕は、中学校まで普通に学校へと通い、それなりに楽しい学校生活を送れていました。

 しかし、公立高校へと入学すると、中学とのギャップを感じ、また、人間関係で苦しみ入学して早々不登校へとなってしまいました。ちなみに中学校の時は、ほとんど休んだことのない生徒でした。

 

 不登校中の日々は、辛かったです。先が、見えない毎日。これから、どうなるのだろうかという不安。それでも前にいかないといけないという思いから、次の転校先を考えるようになりました。

 

 最初に担任だった先生が、提案したのは、定時制高校であった。定時制高校とは、基本的に4年生となっているところが多い。科目履修として通信制で併用すれば、3年で終わるという形式もあるようだ。科目履修とは、学校に在籍しないが、単位を取ることを目的とする制度である。

 

 だが、僕は、自分で探してきた通信制高校へアポを取り、母親を混じえて学校説明へ赴いた。通信制高校という言葉を聞いたのは、その時が、初めてであった。通信制と聞かれると、学校に通わないで自宅学習というイメージを持たれるだろう。僕もそう思っていた。しかし、通信制高校には、スクーリングと言って、いわゆる授業が平日に行われている。僕の行こうとした学校は、10時から16時くらいまで授業が、行われていた。これを聞いた僕は、すぐに転校を決めた。



 そして、無事に高校1年生の9月末に転入することが出来た。僕の高校生活は、ここからスタートしたのだ。