通信制で社会復帰するきっかけになりました

通信制高校・大学に通って社会復帰までの道のり 

不登校という経験

 通信制を経験したことで視野が、広がったと思っています。不登校に対して偏見がなくなりました。正直、不登校になるなんて思っていませんでしたし、そういう気持ちが分かったことってのは、本当に貴重な経験でした。

 

 不登校=ダメ。というイメージは、多分、まだ根強いと思います。実際、僕もそう思っていた時期がありましたし、なってしまった時もダメなんだって思っていました。しかし、逃げるということは、まだ戦えるということである。逆転の発想をしていけば、そう言える。

 

 お子さんが、不登校になってしまったという人が、いらっしゃいましたら、きっと何かもがいているのだと思います。そして、負のスパイラルに陥ることになるのは、周囲の煽りである。焦燥感を感じさせてどうしたら良いのかという雰囲気を作ってしまうときっとよく行きません。僕もそういう経験があります。ただ、家族に怒鳴られて、怒られて、『学校へ行け!』と言われました。また、全日制高校の先生には、『学校も行けない奴なんでダメなやつだな。両親に申し訳ないと思えないのか! あほ』そう言われました。こんなこと言って先生を名乗っているのが、正直恥ずかしいと思います。僕は、絶対にそんな大人になりたくないと思いました。しっかりとレールに乗った人間だけが、頑張っているという認識ではいけないですよ。結果が出なくてももがいた時間ってきっと無駄にならないです。

 

 だから、僕は、不登校になったことを誇りに思っています。あの時の悩み、苦しんだ時間より辛いことなんてないって思って、日々頑張る原動力にもなりましたから。